とんかつうめ茶づけblog ~Eight days a week~

同人SSサークル「とんかつうめ茶づけ」及び星倫吾の活動記録……なんて。

「新しい方向に進めば新しいチーズが見つかる」

皆さんご存知のベストセラー『チーズはどこへ消えた?』に登場するフレーズです>タイトル

先日『センチ』時代からの友人からHPやサークル活動について
「『Key』に絞るか『シスプリ』に移行するか、どちらかにするべきだ」という意見を頂きました。
中途半端はいけない、「二兎を追うもの一兎も得ず」という事を言いたかったのでしょう。

率直に星の考えを述べてしまえば、
<b>Key系に軸足を置きつつも、シスプリに「参入」する</b>です。

まず、星にとっては『Kanon』も『シスプリ』も両方好きで、
どちらも創作意欲をかきたてられる題材である事。
……もっとも、「吊し上げ」の毒ネタでもない限り、嫌いな題材を好き好んで書こうとも思いませんが。

二つめに、これは作家として<b>脱マンネリしてリフレッシュしたい</b>という事。
これは裏話になりますが、合同本に載せる「頭文字K」原稿を書いていて、
自分が書くモノは最近マンネリ化しているんじゃないか?……と思ったんですよ。
走り系に傾倒していて、本来の純愛シリアス系から遠ざかっていやしないか?と。
「SUMMER TIME」の続編になる『Kanon』の話も書きたいのですが、
この状態でどシリアスな話を書こうと思っても、精神的に負担が大きいので、
それならワンクッションおいて、
同人を始めた『ときメモ』の頃に書いていたような、ほのぼの系の話を書いてみて、
「原点復帰」するのも一つの手かな、と考えたわけです。

もっとも、新しいコトを始めると言うことは、勝手も変わるという事だから、
そういう意味では決して楽ではありません。
「咲耶」というキャラクタを巡って自問自答の日々は、
チーズはどこへ消えた?』に例えるなら、状況こそ違えど、
それこそ「迷路で新しいチーズのありかを探す」旅、そのままです。
……目の前にはまだまだ『Kanon』という、食べ慣れたおいしいチーズがあるのに、
わざわざ新しいチーズを探しに行くなんて、
「しなくていい苦労をわざわざしている」と、ちょっと嘲笑したくもなりますがね。
まぁ、そんな苦労をしてもやっぱり「書きたい」し、
そんな苦労さえも楽しんでいる自分がいたりもするんですよ、不思議な事に。
本が完成しているビジョンは浮かんでも、その逆は全くといって良いほど浮かんでいないし。

結局、同人をやる理由って、<b>好きだから・書きたいから</b>に尽きるんですよね…。