花穂BDSS | おぞうに作ったよ！

今日、花穂はおぞうにを作りました。

今日はママがお出かけでお夕食を用意出来ないことになって、
おぞうにのお汁だけは作っておいたけど、
おもちは自分で焼いて入れなさいねって。

それで、花穂ひとりで火を使うのは危ないからって、
お兄ちゃまと一緒におもちを焼くことになったの。

「花穂はおぞうににおもち何個入れるんだい？」
花穂は２つで、お兄ちゃまは４つ。
全部で６つのおもちを焼きます。

おもちを焼くのはお兄ちゃまの係で、
花穂は焼けたおもちを、お湯の入ったボウルに入れておこげをとる係です。
早く焼けないかな〜って、何度も花穂がのぞくから、
「そんなに花穂に見つけられたら、おもちが恥ずかしがって引っ込んじゃうぞ」って。
でもしばらくすると、おもちがぷくぷくにふくれてきたの。
「あ、これお隣のとくっついちゃったね」
「きっと仲良しなんだね」
「まるでお兄ちゃまと花穂みたいに？　
　左の大きい方がお兄ちゃまで、右の小さい方が花穂……かなぁ？」
「そうだね。……でも、引き離すのが可哀想だね」

そのくっついちゃったおもちは、花穂のおぞうにに入ることにしました。

お兄ちゃまと花穂が一緒に作ったおぞうに、とってもおいしかったです！

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湯船で一睡して（注：よい子はマネしないでね！）、
起きがけにひらめいたお話です。
庶民派妹・花穂ゆえ、身近なトコからネタを持ってきました。

うーん、ＳＳよりもマンガの方が描きやすいお話かも知れませんね。