とんかつうめ茶づけblog ~Eight days a week~

同人SSサークル「とんかつうめ茶づけ」及び星倫吾の活動記録……なんて。

俺ってこんなに涙もろかったっけ?(AIRネタバレ)

まぁ、ガキの頃から泣き虫さんでしたが、
「親の死に目にゃ涙涸れてんじゃねーの?」……って言われるくらい。
……いじめられっ子でしたし、学校と家しか「世界」がありませんでしたから、あの頃は。
それに、無類の映画・演劇好きで、多いときには月に6,7本はソレを観ましたし、
飽き足らずに、アマチュアでしたが演劇…まぁ、大根でしたが、役者もやってましたから、
舞台上で感情を高ぶらせて「泣く」ことはあっても、それは「役」として、と割り切れてましたし。
第一、大の野郎が、客席で泣いてるの……たとえ赤の他人でも、見られていい気しないやん。

まぁ、そんなワケで……
やっぱ観るからには「感情移入」して観るから、悲しい場面で泣くコトはあるけど、
「うっ…」と来るくらいでガマン出来たんですよ。
リブレの『ゴジラ』やキャラメルボックスのお芝居でも、
『ONE』や『Kanon』といった、プライベートな場でやるゲームでも。

でも『AIR』ではダメでした。
ボロボロ…とまではいかないが、ポロリポロリと……落涙しちゃいましたとさ。

母と娘……彼女らに血の繋がりはなくても、
それは砂の城のようにもろく壊れ易くて、雨や風や波にカタチを崩されて、
放棄したくなることもあったけど、また少しずつ築き上げていく。
そうして築き上げた城も、やがては地に還ってしまう……。

ゲーム上の架空のお話なんだけど、
他人の悲しみに涙できるってコトは、それだけ自分が「幸福」であるって証拠なのかもネ。
他人の心を解る「余裕」があるっていうのかな?
……もっとも他人の人間の不幸をあざ笑う人間っていうのは、心が貧しい人間、と相場は決まっているし。
悔しいから自己弁護しとこっと。まるっ。