とんかつうめ茶づけblog ~Eight days a week~

同人SSサークル「とんかつうめ茶づけ」及び星倫吾の活動記録……なんて。

戦場のピアニスト

今日は午後から水戸で試験でした。
いつも停めている有料駐車場が満車だったため、試験会場からより離れているところへ停め、
雨の中をいつもより多めに歩く羽目になったのだが……。
弘道館(旧・水戸藩校)の近辺を歩いてみると、
どこか城下町の面影が残っていたるするもんだなぁ、と感じました。

一時間の拘束時間を過ぎ、自由退室が認められると、とっとと試験会場を後にして、
さりとて、この後に予定もなかったので、映画館に行ってみると、
カンヌにて最優秀作品賞を受賞したという、
戦場のピアニスト」を先行上映しているというので、観てみる事に。
第二次大戦中のナチス・ドイツ支配下のワルシャワにて、
奇跡的に生き延びたユダヤ人ピアニストのお話デス。
この手の映画というと、「シンドラーのリスト」を真っ先に思いつきますが、
なんとこの映画を撮ったポランスキー監督は、
シンドラーのリスト」のメガホンを取ることを断った経緯があるらしいデス。
彼自身も、幼い頃ゲットー(ユダヤ人居住区)で暮らし、
戦火のワルシャワを生き延びた経験があるだけに、
スクリーンに映し出されるソレは、真に迫るモノがありました。
……声高に叫ぶソレより、
為す術もなく、窓辺から隠れて見ている事しかできない主人公の眼を通して、
淡々と事実を描くからこそ、怒りや自責を深く表す事が出来るのだなぁ……と感じました。