とんかつうめ茶づけblog ~Eight days a week~

同人SSサークル「とんかつうめ茶づけ」及び星倫吾の活動記録……なんて。

考察レスの続きです〜

字数制限に引っかかりそうだったので、別スレッドにて。

>第三者の全力支援と宗教
この辺はクリエイターとして一番悩んだ部分。
正直、宗教を全面に押し出して良いものかどうか、
しかも、私自身、キリスト教の教義に関して、
せいぜい雑学程度の知識しか持ち合わせておりませんし……。

麗音にとって、「信仰」とは、いわば「精神的支柱」じゃないかな、と。
もちろんシスプリである以上、一番の大黒柱は「兄」にあるのですが、
それは決して、いつも彼女のそばにいて、
彼女が望む時に、すぐ救いの手を差し伸べられると限らない。
そして、時には兄には決して打ち明けられない、
自分自身の内で解決しなければならない苦悩に突き当たる事もあり、
そういう時、救いを求めたり、「どうあるべきか」を指し示すもの
……というとらえ方をして頂ければ、と。

そして、シスターが麗音に説いた「愛」について。
>あくまでも兄妹関係の枠内にとどまるものであり、
>社会的規範の侵犯可能性に直接言及するものではなかったからでもある。
……まさにその通りデス。

>シスターが立ち去る場面と兄が登場する場面の間に、
麗音がシスターの言葉をどのように受け止めたのかを示す文章が必要ではないか、と感じた。
>だが、その描写の欠落は、推敲時間不足による省略というよりも、
>このような麗音のためらいを暗示するものではないだろうか。

適当な言葉が紡げなかった……という事情もあれば、
やはり読者に解釈を委ねる部分を残したかった……という思惑もあったり。

他者の受け売りになってしまうけれど、
「例え『靴を履く』という選択肢があったとしても、
 裸足で砂利道を歩いてく」……そんな子なんですよ、麗音は。

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クリエイターとして、考察とはまさに「鏡」のようなもので、
自分では見ることの出来ないモノを映し出してくれるものだなと、
改めて感じました。