とんかつうめ茶づけblog ~Eight days a week~

同人SSサークル「とんかつうめ茶づけ」及び星倫吾の活動記録……なんて。

【絵描きさんと字書きさんとの問題】

過去にコミケカタログのMR(マンガレポート)上でも、
「マンガと小説、どっちが大変?」なんて論争が起こってましたね……。
『どちらが大変というのではなくて苦労する部分が違う』……なるほど。
字書きオンリーの星には、絵描きの苦労なんて露ほどにも知らない人間だし、
芝居やるにしても、音楽やるにしても、苦労なんてついて回るモノだと思うしネ。
しかし……「絵が描けないから小説書くって変じゃないかな?」、
直接ではないけれど、そう投げ掛けられると、やはり思うところがあるワケでして……。
その方の掲示板に以下の発言を投稿しました。

字書き歴7年・ギャルゲー同人歴5年の星としては、
やっぱり、『絵が描ける作家さん』というのは、とても羨ましいし、
コンプレックスを感じます。
男性向けジャンルというのは、特にソレが顕著で、
極端な話、同じストーリーを描いたとしても、
マンガ本なら飛ぶように売れるけど、小説本は一目見ただけで、
「なんだ小説か。ならいらねーや」……という感じです。
それ以外にも……星なんかは、
プロット(構想)が一つの映像のような『イメージ』として浮かんできて、
ソレをテキスト(文章)に直さなくてはいけないので、
しっくりくる言葉が見つからないと、
「絵だったらこんな『イメージ』というのが的確に表現できるのに」と、よく悩みます。
(マンガでも、コマ割りや構図といった面で悩むでしょうし……)

「絵が描けないから」、その代替の表現手段として。
星が字書きになった動機も、はっきり言ってこんなモンでした。
でも、実際に書いてみると、テキストにしかない表現の妙を見つけ、
続けているうちに「自分は字書きの方が合っているな」と気付き、
それからはずっと字書き一直線ですね。

精神論になってしまうけど、絵描きさんも字書きさんも、「作家」として大切なのは、
自分の創作するコトやモノに対する『プライド』と『志』じゃないかと考えます。
それらはやはり技術的なものも含めて、作品に出てくるし、
(単に「技術がない」のと「手を抜いた」のとでは違うでしょ?)
見る人が見れば分かっちゃいますからね。

さて、この日記を閲覧している方々は、どうお考えでしょうか?